フランスのレストランで食事をする際、ワインなどの飲み物を頼むにしても、食べながら水を飲みたくなってきます。
そして水道水は頼めば無料で提供してくれ、ピッチャーや瓶に入った物を持ってきてくれます。
さてこの水を「頼む」という作業はほんの一言ではありますが、タイミングをうまく見計らって注文しておくと、早々にこの任務から解放されて食事に集中することができるというタスクです。
というのも最初のオーダーの時、そして料理が来た時に水を頼まず、食べ始めてからそういえば水がほしくなったから頼もう、と思うと、自分の席からはなれたところで忙しく歩き回るウエイターさんに目立ちすぎず、でもスマートにこちらに気づいてもらえるよう懇願の視線を送るという作業が発生するからです。

その為ちょっとシャイな人は
「最初の注文の時に水を頼もう」
と心に決めておくことをお勧めします。
他の飲み物や食べ物のチョイスに続いて滑らかに水を注文すれば、この一仕事が終了、ほっと一息つけるというわけです。




ですがレストランによってはウエイターさんがお客さんに質問するべき事項がガッチリ決まっている所があります。
その例がこの「水」。
自分の中であれとあれを注文して・・・と決めておいても、テーブルにやって来たウエイターさんが開口一番、
「お客様こんばんは。オ・プラットかガス入り水は?」
と先手を取られる(!)ことがあるのです。

この「オ・プラット」やガス入り水はミネラルウォーターや天然水のような「有料の水」を意味します。
なので水道水よりもそういった水のほうが良ければ勿論そこで注文しましょう。
でも無料の水道水で十分、と思うなら臆することなかれ、「カラフ ド」(水道水が入ったピッチャーの意)をお願いしましょう。
ウエイターさんはサービスマニュアルに沿ってお客さんに質問しています。
なのでそこで有料の水を頼まなくても、現在のところフランスのレストランならなんら問題なし。
写真のレストランでは冷蔵庫に入れて冷やしておいた水を持ってきてくれました。


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