スペインの小学校の夏休みは約2か月半。長い夏休みの間、多くの学校では宿題として「必読図書リスト」やプリントやドリルなどが生徒に渡されますが、スペイン国内のとある小学校で出されたユニークな夏休みの宿題がSNSで話題になりました。




「紙も鉛筆もいらない41の宿題」の内容は…
・日の出を見る
・知らなかったテーブルゲームやカードゲームに挑戦してみる
・クラスメイト3人に電話をかける、あるいはメッセージを送る
・家族で映画を観る
・冷たい自家製レモネードを作って飲む
・星空をゆーっくりと眺める
・自家製アイスクリームあるいはアイスキャンディを作る
・植物を育てる
・とれたての果物や野菜を食べる
・大きな水しぶきを上げてプールに飛び込む
・浜辺や草原でピクニックをする
・美術館や展覧会に行く
・裸足でずっと過ごしてみる
・挑戦したことのない滑り台に挑戦する
・ほっぺたが痛くなるまで笑いこける
・毎日最低3回は誰かにハグをする
・最低2つの家事を担当する
・新しい友達を2人作る
などなど。

これは8~9歳の生徒を対象にした課題。子どもたちは大喜びで取り組み、親も大歓迎。SNSでこれを読んだ人たちからは、自分たちが子供だった頃の楽しい夏の記憶を思い出して心が温まるとのコメントが多くありました。




「夏休みの宿題」らしく「図書館に行く」、「新しいことを学ぶ」、「本を2冊読む」といった内容も含まれますが、紙とえんぴつだけでは学べない大切なことがたくさんあるということを改めて感じます。このような宿題を出す先生も、このような宿題を認めるスペインの学校も素敵だなと思います。


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