中国・河南省、22歳女性教諭が高齢者の運転する低速電動車にひかれ死亡＝中国報道

中国・河南（かなん）省で、20代の女性教諭が70代の男が運転していた小型低速電動車にひかれ、死亡した。

現地メディアの報道によると、同省南陽（なんよう）市で18日、昨年教諭になったばかりの22歳女性が交通事故にあい、20日に搬送先の病院で死亡が確認された。

女性の親族はメディアの取材に対し、女性をひいたのは「高齢男性が運転する小型低速電動車だった」と話した。この男が女性をひいた後も車を止めず、女性を引きずったまま数メートル走行したことも明かした。

小型低速電動車を運転していたのは、70代の男・李某。この事故で女性の他に1人がケガをしている。

同親族によると、事故後から李某は体調不良を理由に、被害者家族の前に姿を現していないという。女性の家族らは加害者の男やその家族から謝罪の言葉すら聞けていないと、怒りをあらわにした。

今後、村民委員会を通じて協議の場が設けられる予定だという。

中国政府は2024年1月から、規定に合わない小型低速電動車の走行を全面的に禁止するとしている。