中国・上海市、マンションで火災が発生…40代男性が死亡＝中国報道

中国・上海市宝山（ほうざん）区のマンションで火災が発生し、40代の男性が死亡した。

6日午前1時ごろ（現地時間）、宝山区にあるマンションの4階で火災が発生した。この火事で4階の一室で一人暮らしをしていた40代の男性が死亡した。

同棟の5階に住む住民は「午前1時くらいに『パン、パン』と何かが弾けるような音がした。カーテンを開けて外を見ると、すでに火が上がってきていた。妻と急いで逃げた」と語った。

周辺住民の話によると、火災が発生したのは死亡した40代男性の部屋だという。男性は父親と2人で暮らしていたが、昨年4月に父親が亡くなった後は、一人暮らしとなっていた。普段からあまり外出せず、周辺住民との交流も少なかった。

現在、同棟に住んでいた16世帯が近隣のホテルに一時避難している。

当該地域を管轄している社区居民委員会の関係者は「被害を受けた住民たちが早く日常生活に戻れるよう、積極的に支援していく」とし、「もうすぐ春節（旧正月）なので、物資の他にも年夜飯（年越しの食事）を準備する」と明かした。

消防局は出火の原因について、調査を進めている。