「今日も食べたのに」…毎日食べる「これ」で死亡リスク高まる
「今日も食べたのに」…毎日食べる「これ」で死亡リスク高まる
ハムやソーセージ、お菓子、ラーメンなど超加工食品をたくさん食べると、早期死亡のリスクが高くなるという研究結果が出た。

 30日、英BBC、ガーディアンなど海外メディアによると、ブラジルのエドゥアルド・ニールセン博士研究チームは最近、このような内容の論文を米国予防医学ジャーナルに掲載した。

 研究チームは、米国と英国、カナダ、オーストラリア、ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコなど8カ国の国民の食事と死亡率データを基に分析した。その結果、超加工食品摂取量が10%増加するたびに75歳以前に死亡するリスクが3%ずつ高くなることが分かった。

 超加工食品とは、文字通り、過度に加工された食品を指す。防腐剤や着色料のような添加物が多く含まれているため健康に悪い影響を与えると言われている。ハムやソーセージ、お菓子、ラーメンだけでなく、炭酸飲料、アイスクリーム、シリアルなども超加工食品に分類される。

 米国と英国では、超加工食品が1日のカロリー摂取量の半分以上を占めており、このため、早期死亡のリスクも大きいことが分かった。研究チームの分析によると、2018年の超加工食品摂取による早期死亡者が米国では12万4000人に達すると推定された。英国の場合、1万8000人と推定された。

 研究チームは、超加工食品摂取量が多い米国と英国では早期死亡の14%がこれと関連する一方、摂取量が全体のカロリーの20%未満を占めるブラジル、コロンビアでは早期死亡の4%と関連しているという。

 ニルソン博士は「様々な添加物、人工成分のため、超加工食品は健康に悪影響を与える」とし、「超加工食品の摂取を減らすように食事の指針をアップデートする必要がある」と述べた。

 ただ、この研究に疑問を投げかけ、限界があるという指摘も多い。英国のある応用統計学教授は「この研究には多くの数学的仮定があり、結果に慎重にアプローチしなければならない」とし、「早期死亡の原因が正確に何なのか分からない」と話した。

 超加工食品に属する食品の種類が多く、これを一般化できないという指摘も出ている。また、身体的な健康状態によって反応が異なるという指摘もある。
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