広東省などの対外貿易大省、第1四半期の輸出入額7兆7800億元=中国報道
広東省などの対外貿易大省、第1四半期の輸出入額7兆7800億元=中国報道
税関の統計によると、第1四半期(1-3月)、広東、江蘇(こうそ)、浙江(せっこう)、上海、北京、山東、福建の7大省(市)の合計輸出入額は7兆7800億元(約153兆8000億円)で、増加傾向を維持した。この7大省で中国の輸出入総額の4分の3を占めている。

これら対外貿易大省の特徴は以下の通り。

産業基礎がしっかりしており、各地域の条件の優位性から輸出入が活発となっている。同期間、7大省(市)における輸出入実績のある企業は前年同期比6.1%増の42万2000社に達していて、全国輸出入企業の8割近くを占めている。また、積極的に国際市場を拡大し、150あまりの国と地域との輸出入量が前年同期より増加した。

新質生産力(高度な技術、高効率、高品質)を積極的に育成して発展させた。第1四半期に7 大省(市)はハイテク製品を同71.3%増の7835億2000万元(約15兆5000億円)輸出した。これは、中国の同類製品輸出量の71.3%を占めている。

うち、電子情報製品の輸出が同1.6%増の3857億1000万元(約7兆6000億円)、ハイエンド設備が同8.9%増の2365億8000万元(約4兆7000億円)、バイオ医薬品が同9.9%増の301億1000万元(約6000億円)だった。それぞれ同類製品輸出量の66%、78.4%、74.9%を占めている。

中国の国内生産生活に必要なエネルギー資源製品、主要部品、消費財の輸入比重が大きく、国内供給を豊かにした。同期間、7大省(市)の原油の輸入量は同類製品輸入量全体の83.1%を占め、金属鉱砂は67.6%を占めた。また、電子部品は78%を占め、自動データ処理設備部品は88.1%を占めた。

その他、7大省(市)は3184億2000万元(約6兆3000億円)の消費財を輸入しており、全国の8割以上を占めている。
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