中国・「三新」経済、2024年の付加価値は前年比6.7%増=中国報道
中国・「三新」経済、2024年の付加価値は前年比6.7%増=中国報道
このほど算定された中国の「三新」経済の2024年の付加価値は、前年比6.7%上昇の24兆2908億元(約503兆7000億円)にのぼり、同期の国内総生産(GDP)名目成長率を2.5ポイント上回った。また、GDPに占める割合は18.01%で、前年より0.43ポイント上昇した。

「三新」経済は新産業・新業態・新ビジネスモデルを核心内容とする経済活動の集まりである。

新産業とは、新しい科学技術の成果、新興技術を応用して、一定規模の新型経済活動を形成するものを指す。具体的には、一つ目、新技術の応用の産業化が直接に生み出した新産業。二つ目、伝統産業が現代の情報技術を用いて形成した新産業。三つ目、科学技術の成果、情報技術の普及・応用による産業の分化、アップグレード、融合を推進することで生み出された新産業のことをいう。

新業態とは、多元化、多様化、個性化された製品やサービスへの需要に応じ、技術イノベーションと応用を拠り所として既存の産業・分野から派生した新プロセス、新チェーン、新活動形態を指す。具体例としては、インターネットを頼りに展開される経営活動など。

新ビジネスモデルとは、ユーザー価値と企業の持続的な利益目標を実現するために、企業経営の内外の各種要素を統合・再編し、高効率で独自の競争力を備えたビジネス運営モデルを形成することを指す。具体的には、インターネットと産業イノベーションの融合、消費・娯楽・レジャー・サービスのワンストップ式サービスの提供などである。
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