フランスの夏の日没時間は遅く、21時でもまだようやく「たそがれ」になるかならないか、つまり人の見分けがまだ付きそうな明るさです。
その為街のイベントも一番暑い時間帯を避けて夕方から始まったり、アペリティフ(アペロといって夕食前につまみとお酒でおしゃべりする)を中庭など戸外で楽しんだりできます。
明るい時間は道もより安全とも言えるでしょう。

 写真は7月某日、公園にテーブルを出し、デザートなどをつまみながらご近所さん同士で交流している様子で、時間は21時20分。
おしゃべりはもう少し電気を点けずに続けられそうです。




 その一方で、日没時間が遅いことでちょっとした不便な点も確かにあります。
例えば花火大会。
7月14日の革命記念日に毎年(そして最近は光の祭典なども)全国各地で開催されますが、色とりどりな華の色を満喫する為には22時半くらいから始めざるを得ません。
その花火を良いポジションから観ようと家族で出かければ、子供は夜更かし、ということに。
 また夜21時頃に部屋を暗くして寝たい、という人はしっかりとした遮光カーテンが必要でしょう。

 とはいえ元々フランスの多くのレストランで人の入りが多い時間帯は季節に関わりなく20時前後。
宵っ張りな傾向なのは夏の日の入り時間が遅いことが一番の理由ではないようです。
ヨーロッパ旅行で19時にレストラン予約をすると一番のりだった、という経験をした方は結構いらっしゃるのではないでしょうか?




 2023年もバカンス後半。
ブルゴーニュ、ディジョン市にあるキール湖(湖をビーチに見立てた「ディジョン・プラージュ」開催中)で8月に3回行われるジャズイベントは19時開始です。
サングラス持参が無難でしょう。


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