ニューヨークやサンフランシスコ、シアトルなど大都市の観光地にはチェーンホテルが充実していますが、中小規模の町にももちろん宿はたくさんあります。安くて気軽に泊まれるモーテルも、最近は清潔なチェーン系が多く、プールやジム付きのところも少なくありません。でも、もしチャンスがあれば、滞在する町の「ベッド・アンド・ブレックファスト」を調べてみてください。

ベッド・アンド・ブレックファスト(以下B&B)とは、文字通り寝場所と朝食を提供してくれる、いわば日本の「民宿」です。でも侮るなかれ、宿に一歩足を踏み入れれば皆さんのB&Bへの見方が変わること間違いなしです!






アメリカのB&Bは、歴史を感じさせるビクトリア調の豪邸などを改築して宿にしているところが多く、内装はとてもゴージャス。(予約時に調べる必要がありますが)たいていのところはバス・トイレ完備なので、まるで普通のホテルのように宿泊できます。最近はWiFiを提供しているところも増えてきました。天蓋付きのベッドで心地よい眠りを体験した後はもちろんブレックファスト!これはB&Bによって違いますが、宿泊客みんなそろってダイニングで朝食をとるところもあれば、オーナーが事前に朝食希望時間を確認し、各宿泊客はその時間にダイニングに行く、というスタイルのところもあります。どちらのスタイルも作りたての朝食を客に提供するためのもの。そう、B&Bの朝食はオーナーの手作り! メニューをこちらから選ぶことはできませんが、マフィンやフレンチトースト、エッグベネディクトなど、まるで高級ホテルのサロンのように美しい盛り付けで出されます。朝食を囲んで他の宿泊客との会話を楽しむこともできますし、いろんな観光情報をそこから聞き出すのもB&Bならでは。そして値段も意外とリーズナブルな所が多く、B&Bによっては1部屋120ドル(14,000円ほど。2015年9月現在)などの部屋もあります。大体のB&Bは家族、夫婦で経営しているので、とてもアットホーム。名前も覚えてくれるので、アメリカにいながらとても温かいおもてなしを受けられちゃいます。






リビングルームや玄関ポーチ、ライブラリーなど、基本的には宿泊客が自由にくつろげる空間になっています。ホテルではなかなか味わえないB&Bでの温かいおもてなし、ぜひトライしてみてください!


Copyright(C) wowneta.jp