
トスカーナ州のピサ県に属するPeccioli(ペッチョーリ)村の象徴的な現代アートの一つが巨人像「Il Gigante di Peccioli(イル・ジガンテ・ディ・ペッチョーリ)」。
巨人像は、ペッチョーリ村が掲げる「アートによる地域再生とサスティナビリティの象徴」として、イタリアのアーティスト集団「Naturaliter」が2021年に完成させたもの。
ペッチョーリ村周辺に計4体あります(筆者が訪れたのは2か所)

地中から目覚めた巨人が起き上がってくるようなデザインが特徴です。
一体は丘の斜面、もう一体は、ペッチョーリの中心地から車で10分ほどのところにある廃棄物処理場。
アートと環境保全の共存を図り、ゴミ処理場のイメージを一新するのが狙いで選び、処理場を思わせない空間を作っていました。
環境負荷の高い場所(埋立地)に、希望や再生の象徴を作るという先進的な取り組みで、大きな注目に。
こちらでは結婚式やイベントも開催されており、地域の活性化に貢献しています。
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