
フランス、コート・ドール(Côte d’Or)県では、地元の農産物を食べようというキャンペーンイベントが定期的に行われています。
これは、「地元の農産物は新鮮なことは勿論、遠い地域から運んでくる為に必要な諸費用や燃料の節約でき、環境にも優しい」ことをアピールしているのだとか。
2025年は「100% Côte d’Or」をキャッチコピーに、地元生産物マルシェが既に何度か開催されています。
マルシェ会場のブルゴーニュ評議会の中庭では、地ビールや地フルーツジュースを飲みながらミニコンサートを鑑賞するテーブルや、子供の遊び場も。

そして写真の青帽子の牛さんは「100% Côte d’Or」のマスコットキャラクター、フロール(Flore)。
キーフォルダーもあります。
6月のこの日は気温がかなり上がる中、フロールは子供たちの心を掴みつつ、大人の心も和ませてくれていました。
この日並んだスタンドでお買い得品はズッキーニ。
大きさは様々で、緑と黄色の新鮮なものが1キロ1,3€なら思わず手が伸びます。
「農業大国フランス」とはいえ、スペイン産の果物や野菜、ポルトガル産のキャベツ等がスーパーによってかなりの割合で売っています。

また「ワインの価格が安すぎる!」と抗議する国内のぶどう栽培・ワイン生産者がいるなど、今後の国内の農業について課題はたくさんあるようです。
ですが環境や健康に関するこんな啓蒙活動が増える中で育っている子どもたちが、農業国フランスの今後に明るい活路を広げてくれるかもしれません。
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