
物価の安い国というイメージがあるタイですが、昨今はインフレが進み、為替も円安バーツ高となっているため、日本人からすると以前ほど物価を安く感じないかもしれません。
まず生活に欠かせない食費は、内容によりかなり価格が異なります。
タイ料理に限って言えば、食堂やフードコートでの1食の値段は273~455円と安いです。
ただ、レストランとなるとタイ料理は日本と同じぐらい、日本料理や洋食は日本より高いケースが多くなります。
特にショッピングモールやホテルに入店しているレストランは表示価格に加えて10%のサービスチャージと7%の税がかかるため、割高に感じやすいかもしれません。
また、ワインや日本酒など外国産のお酒は関税の関係で日本の倍以上することがほとんどです。
同じ理由で欧米の有名ブランドの製品も日本で買うよりかなり割高です。
一方、日本と比較してとても安いのは交通費です。
タクシーの初乗りは160円からと格安です。バスもエアコンのあるなしで料金は変わってきますが、36円~136円ほどで乗ることができます。
家賃も比較的安いです。
バンコクでは1人暮らし向けの部屋の相場は54,000円~82,000円で、多くの場合共用部分にプールやスポーツジムがありセキュリティもしっかりしているため、総合的にみると東京より安いと言えます。
電気代は、暑い気候のため年間を通してエアコンを利用することを考えると、日本とほぼ変わらないぐらいの値段です。ただ、タイではガスが契約できる物件がほとんどなくガス代はかからないため、公共料金全体は安く済む傾向にあります。
総じて現在もタイは日本より物価が安い傾向にはありますが、タイ移住を考えている方は、ビール以外のお酒が好きかどうかや、日本食はたまに食べる程度で良いかなど個人の嗜好も加味して考えると移住後の予算が想定しやすいです。
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