中国では「文明生活」という言葉をモットーに色々な道徳改革がなされています。

マンションなどには道徳規律が貼られていて、ペットを飼っている家のあり方や、近所の騒音がひどい時の対処策など細かく書かれています。

ただ、中国の昔からの文化が相まって、なかなか直らないマナーなどもあります。その中の1つとして、道幅いっぱいに広がって歩く習慣があります。

仲間意識が強い中国人にとって、腕を組んで友達と歩くことは習慣になっているのですが、4、5人固まって道幅一杯に広がり歩かれてしまうと、後ろから急いでいる人が通れなくなる問題が発生します。階段や一方通行の道では広がって歩かないように注意されているのですが、それでも昔からの考えが抜けずになかなか直らないのが実情です。現に道を譲る、譲らないという問題が多発していて、喧嘩になるケースも多々あるほどです。

道徳文化が正されている中国は、少しずつですが「文明生活」を意識した生活に変わってきています。


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