環境汚染が問題となる昨今ですが、南イタリアにはまだまだ清らかな水を有する川がたくさん存在します。
ポッリーノ国立公園内を流れるカローレ川もそのひとつ。
水がいくら澄んでいても水温が低いため、真夏でも水浴は難しいかもしれません。
しかし、川に沿ってハイキングコースが整備されていて、ちょっとしたハイキングには最適です。




そのカローレ川近くに、カステルチヴィタという洞窟があります。
洞窟内の見学ならばイタリア中にありますが、ここの洞窟見学のウリは暗闇の中をヘルメットのライトを頼りに散策できることです。
もちろん、熟練のガイドさんが案内してくれます。




足元も暗くて通常の洞窟探検よりもかなりスリリングですが、復路はライトがつきますので洞窟内の美しい様子をしっかりと見ることができます。
このカステルチヴィタの洞窟は、19世紀に10代の少年2人が偶然に発見しました。
しかし、灯りを頼りに面白半分に洞窟内を探索していた2人、灯りの火が消えて内部で遭難、1人は二酸化炭素中毒で亡くなりました。
助かったもう1人も、数年後に狂死してしまったというちょっと怖いエピソードもある洞窟です。


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