イタリア各地の修道院には、付属の売店があるケースが大半。
世紀を超えて引き継がれてきたレシピで、特産品を作って販売しています。
修道院は人材と才能に不足しないというメリットがあり、中世からイタリアの経済を支えてきました。

そのなかでも、日本でも有名になったサンタ・マリア・ノヴェッラ薬局は突出した存在です。
800年ものあいだ伝統を継承してきただけではなく、世界的なブランドへと成長。
マーケティングにおいても優れた手段を発揮しました。




サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、フィレンツェの中央駅の名前にもなっています。
電車で駅に着いてすぐのところにある教会ですが、薬局本店は別の通り沿いに展開。
修道院産らしいシンプルなパッケージやボトルが有名ですが、古い宮殿風の建物が本店になっていて、800年の格式を実感できます。

あまりに立派で入店しにくいため、東洋人の観光客は、フィレンツェ市内にある別のショップで買う傾向があるようです。


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