イタリアの町には「香水専門店(Profumeria)」がたくさんあります。
西洋人の常で、体臭を気にする人が多いせいかもしれません。
香水はたいてい高額。そのためクリスマスや誕生日、大切な人に香水を贈るケースが多いようです。




香水専門店には、グッチやブルガリといったブランドの香水はもちろんのこと、あまり聞いたことがない香水ブランドの商品も多数あります。
香水を買うときは、風邪や花粉症の時期は避けるのが無難。
あれこれ匂いをかがされ、最終的に何を選んでいいのかわからなくなってしまうこともあります。




今回勧められた「ヴェニスの商人(The Merchant of Venice)」の香水は、オリエント貿易で栄えたヴェネツィア発祥。
古代から続く秘蔵のレシピで生産した香水ばかりで、ボトルのデザインがいかにもヴェネツィア的です。

中世のイタリアでは、イリスなどの爽やかな香りの香水のフィレンツェと、オリエント的に濃厚な香水のヴェネツィアが人気だったそうですが、その趣向は今も残っているようです。
瓶と同様に、香りもクラシカル。奥深い香りは、どこか貴族的でした。


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