エスカルゴやザリガニ、野うさぎなど変わった食材を試したので、次はカエル料理を食してみました。
フランス語で食用ガエルを「グルヌイユ」といいます。
フランスで食用ガエルに使っているのはヨーロッパトノサマガエルという種類で、日本の食用ガエルとされるウシガエルより小さい種類です。

リヨンの北のドンブ地方に湿地帯がありカエルがとれるので、カエル料理はリヨンの郷土料理になっています。
夏には、川沿いのレストランのテラスでカエル料理を食べるのがリヨン人の楽しみの一つです。
ただし現在では、生態環境保全のため輸入の食用ガエルを使っていることが多いようです。




カエルといっても後ろ足だけを食べるので、出された料理だけを見るとカエルとは想像できません。
カエル肉に小麦粉をまぶして、にんにくとバターで揚げてあり、添えられたレモンをかけていただきます。
味はジューシーな鶏肉のようで、嫌な臭みがありません。
毎回骨を取らないといけないのが少し手間ですが、美味しいのでどんどん食べてしまいます。

家庭でカエル料理を作りたい方は、魚屋さんでカエルのもも肉の部分が串刺しになったものを買うことができます。


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