『そして誰もいなくなった』や『オリエント急行殺人事件』をはじめ、生涯に数多くの推理小説を発表し「ミステリーの女王」と呼ばれたアガサ・クリスティ。彼女の別荘グリーンウェイがイギリス南西のデボン州にあり、現在はナショナルトラストの管轄となり一般公開されています。

グリーンウェイは森の中にあり、お屋敷は広大な庭に囲まれています。





お屋敷の中は世界中から集められた骨董品で溢れています。アガサの夫は考古学者だったので、彼の影響もあるようです。





お屋敷の各部屋にはボランティアのスタッフがいて、お屋敷の事やアガサの事を解説してくれます。
彼女は大の甘党で、このラウンジルームでワイングラスにシロップを入れて飲んでいた事もあるのだとか。





アガサと家族の写真が飾られていました。





庭は広大で、沢山の自然に囲まれています。
このグリーンウェイはダート川のほとりに位置していて、丘に登ると川沿いにダートマスという港町が見えます。この庭での散歩や川でボートに乗っている時に思いついたミステリーのトリックもあるのだとか。

このグリーンウェイの別荘を訪れた後にアガサ・クリスティの作品を読み直すと、イギリスの風景や気候、彼女の生活や家庭環境などを考慮しながら作品を味わう事ができ、作品やキャラクターへの見方が変わるかもしれません。




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