中国・浙江省、ボート転覆し行方不明となっていた15歳少女…遺体で発見＝中国報道

中国・浙江（せっこう）省金華（きんか）市の川で、ボート訓練中に水の中に落ち行方不明となっていた、15歳少女の遺体が発見された。少女が在学していた金華市体育運動学校側が2日、発表した。

3月25日午後、川でボート訓練を受けていた同校の生徒・石某ちゃん（15）が、水の中に落ち行方不明となった。当時、現場では強風が吹いており、訓練中だったすべてのボートが転覆。乗っていた生徒たち全員が水の中に落ちた。

現場にいたコーチ3人が生徒たちを救出したが、石某ちゃんの行方が分からなくなっていた。

事故発生後、同市は約1000人体制で捜索を開始。1日午後、事故現場下流で石某ちゃんの遺体を発見したという。

学校側は生徒の死去に哀悼の意を表すると共に、「当局の調査に全面的に協力する」と明かした。

事故当日、同市の水害・干ばつ対策指揮部指揮部が「午後から真夜中にかけて雷、強風、集中豪雨の可能性がある」とし、外出を控え、水辺には近づかないよう注意を呼びかけていた。