中国・規模以上の工業企業付加価値、10月は前年比4.9％増＝中国報道

国家統計局によると、10月の規模以上の工業企業（年間主要営業収入が2000万元〈約4億4000万円〉以上の企業）の付加価値は、前年同月比で4.9％の増加となった。前月比では0.17％の伸びを示した。

三大部門別の付加価値は、採鉱業が前年同月比4.5％増、製造業が同4.9％増、電力・熱エネルギー・ガス・水の生産・供給業が同5.4％増だった。

企業別の付加価値は、国有持ち株企業が同6.7％、株式制企業が同5.2％、外国・香港・マカオ・台湾の投資企業が同4.0％、私営企業が同2.1％、それぞれ増加した。

業種別にみると、41業種のうち29業種の付加価値が前年同月より増加傾向を維持した。品目別の生産量は、工業製品623品目のうち313品目の生産量が前年同月より増加した。

10月、規模以上の工業企業の製品売上率は96.4％で、同1.0ポイント下落した。また、同工業企業の輸出額は同2.1％減の1兆3245億元（約28兆8000億円）となった。

一方、ことし1-10月の規模以上の工業企業の付加価値は、前年同期比で6.1％増加した。