「LU」(リュ)と言えばフランス人の老若男女に馴染みのビスケットメーカーです。
その浸透ぶりはフランスのあらゆるスーパーマーケットやキオスクのお菓子コーナーで複数種類が並んでいる事で明らか。
いわばフランス人のソウルスイーツ?といった存在と言えます。
そのシンプルな赤い太字のロゴを見ると、ある人は朝食で常備しているビスケット、Petit-beurre (プチ・ブール) 、ある人はお気に入りのチョコクッキーなどが思い浮ぶはずです。




さてこの「LU 」というブランド名、1846年にお菓子メーカーを創ろうと立ち上がった2人のビスケット職人さんの名字の頭文字を合せたものです。それがジャン=ロマン ルフェーヴル (LEFÈVRE)とポーリーヌ=イザベル イュティル (UTILE) 。
フランスの日常生活にしっかりと根ざした結果、前述のpetit-beurre プチ ブールは「petit-LU」(プチ・リュ)とも言われるようになりました。
そしてこの「プチ・リュ」は辞書にも登場しているのです。
「être beurré comme un petit LU 」
 意味は誰かが「酔っぱらっている」。
形容詞「酔っている」の発音ブーレ(Bourré)とバターを塗った、の発音ブーレ(Beurré)をもじったというところでしょう。
 さて今日のおやつはどのLU にしましょうか。



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