
タイの公園を歩いていると、大きなラグビーボールのような果実をつけた木を見かけることがあります。
日本ではまず見かけない大きさなので驚きますが、これはジャックフルーツと呼ばれる世界最大のフルーツです。
見た目はドリアンに似ていますが、ドリアンよりさらに大きく40キロを超えるものもあると言われています。
原産はインドで、タイをはじめ東南アジアではよく食されています。
とても大きいためスーパーで売られていることはあまりなく、果物屋台で小分けになった果肉部分だけが売られていることが多いです。

ジャックフルーツの特徴は何といっても、フルーツガムそっくりの独特な甘い香りです。
まさにトロピカルフルーツといった芳醇な香りで、屋台でむいている人がいると、その周囲に漂う香りだけですぐジャックフルーツだと分かるほど。
香りに癖があるので苦手という人も一定数いますが、味はパイナップルやリンゴをあわせたような甘酸っぱい風味でそこまで癖はありません。
また熟した果肉部分はフルーツとして生食されますが、食感が肉に似ているため、熟す前の果肉はビーガン向けの代替肉として利用されることもあります。
筆者は1度スリランカ料理店でおかずの1品として食したことがありますが、フルーツだと分からないほどでした。
ジャックフルーツ自体の価格は安いので、東南アジアで機会があれば是非1度試してほしいフルーツです。
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