
バンコクの街角には、路上でミシンを使って服のお直しを生業にする人たちがいます。
彼らは日本人の間では親しみを込めてミシンおじさん、またはミシンおばさんと呼ばれています。
例えば買ったけれど少し裾が長いジーンズやトップスなどは、彼らのところへ持って行くと裾上げを短時間でしてくれます。
しかも料金は物にもよりますが200円程度と格安です。
裾上げ以外にも簡単なリメイクや、カーテンの長さ調整なんてこともやってくれます。
彼らがすごいのはたいてい「1時間後ね」等と言ってこちらの名前や連絡先を聞かずに注文を受けてくれ、出来上がりの頃に行くとこちらの顔を見てすぐに品物を手渡してくれることです。
ミシンの横にはたいてい、たくさんのお客さんから依頼された服たちが袋に無造作に入れられているのですが、誰に何を依頼されたかしっかりと覚えているのですね。
安くて仕事が早いので筆者も何度もお世話になっており、路上のミシン屋さんは地域の人たちのもはや大事なインフラです。
ただしGoogleマップに連絡先などが載っている訳ではなく、営業日も不安定なので、確実に早く受け取りたいものや高級なものは店舗を構えているところへ依頼するなど、使い分けをするのがおすすめです。
Copyright(C) wowneta.jp