ベトナムは旧暦でお祝いするイベントがあります。その一つが旧暦の8月15日の中秋節です。日本では「中秋の名月」と呼び、お月見を楽しみますが、ベトナムでは盛大にお祝いをします。そこで、今回はベトナムの中秋節をご紹介します。






中秋節は旧暦でお祝いをするので、毎年日にちが異なります。日本ではお月見、お団子、すすきを思い浮かべますが、ベトナムの中秋節はまったく異なります。

まずは月餅です。8月になると街の至るところで月餅屋さんが現れ販売します。味も様々ですが、必ずアヒルの塩漬け卵が中に入っています。どうやら月に見立てているらしいです。日本人はもちろんベトナム人でも賛否両論と言われているお味なので、ぜひ食べてみて下さい。






そしてランタンも中秋節には欠かせないアイテムです。中秋節は別名「こどもの日」とも呼ばれており、中秋節の前夜から子どもたちがランタンを持って夜の街を練り歩く姿を見ることができます。昔は紙で作ったランタンにロウソクを灯していたそうですが、現在はLEDで光ったり、音楽が流れるなど、様々なランタンが販売されます。

最後は獅子舞いです。ベトナム語ではムアランと言います。このムアランに出会えるのは旧正月と中秋節の2回です。太鼓の音に合わせ中国獅子たちがアクロバットに動きまわり、邪気払い幸運を招いてくれます。そして幸運を招いてくれたお礼にお金を獅子にあげるのが習わしです。ぜひ獅子に出会えたら1万ドン(日本円約50円)を獅子の口の中に入れてあげてください。






この時期にベトナムへ旅行に来る方はぜひ中秋節のイベントを楽しんで、ベトナム文化に触れてみて下さい。

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