10月1日から10月7日までの1週間、中国の建国記念日である「国慶節」(ゴー・チン・ジエ)が始まります。中国人の大型連休の一つで、ほとんどの人が故郷に帰って時間を過ごす習慣があります。

この国慶節に向けて家族連れでお出かけが始まるので、9月後半から飛行場や駅は多くの人でごった返すことになります。

日本のように譲り合っていると、1日待ってもチケットが取れない状態になるので、いつも飛行場や駅は戦争状態でわれ先にという人ばかりです。この中に突入するには、まず心の準備が必要になります。

四川省・成都は、ほとんどが出稼ぎの人で成り立っているので、それらの人が故郷に帰り、街の中は人が少なく静かになりますが、それでも成都の地元の人は、親戚や親、兄弟がやって来るのであわただしく休日の準備が始まります。

国慶節の中で最もにぎわうのは、大型のスーパーと言えるでしょう。家族連れで食糧の買い出しにやってきて、帰ってくる親戚たちに食事を振る舞うのが中国人の習慣となっています。それで、半端のない量を買い込むことになるので、いつもレジは長蛇の列ができ、なかなか前に進みません。

同時に、国慶節を挟んで成都の短い秋が終わり、冬が始まることになります。国慶節の買い出しの中には、長袖の洋服やコートなどを新潮する人も姿も見受けられます。

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