11月の初めにメキシコの大切な日である死者の日がやってきます。
街のあちこちで仮装グッズなどが販売されていますが、仮装するだけが死者の日の迎え方ではありません。
日本のお盆のようにある程度の準備が必要です。

 まず祭壇がある人は派手に飾り付けをします。
花や蝋燭を使い、亡くなった人が好きだったものを備えます。
花はマリーゴールドを使うのが習わしで、黄色い花で華やかな祭壇になります。
黄色系の花であればよいので菊も使われることが多いです。
さらにオフレンダと呼ばれる紙で作られた飾りつけをするのも定番です。
オフレンダは自分で作ることもできますが、お店でも販売されています。

 死者の日は先住民族の時代から続いているメキシコの伝統行事です。
このため、先住民族の人たちが多く住んでいるオアハカやミチョアカンなどに行くほど伝統的な死者の日を体験することができます。
死者の日にオアハカの街で行われる集会は、夜になると一面に蝋燭の灯が広がり、メキシコシティで祝う死者の人は違う荘厳な雰囲気を味わうことができます。


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