夏になると強い日差しが照りつけ、最高気温が40度を超える日が続くスペイン・アンダルシア地方。そんな夏の暑さが特徴的なこの国には、夏に美味しいグルメがたくさんあります。




まずは「ガスパチョ」。日本でも名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。これはトマトの冷たいスープです。基本的な原料は、トマト、キュウリ、ピーマン、にんにく、塩、オリーブオイル、酢、水、少し硬くなったパンです。これらを一度にミキサーで撹拌してスープ状にすればできあがり。冷やしていただきます。




ガスパチョとよく似ているスープに「サルモレッホ」があります。これも冷製スープで、特に夏には人気です。材料は、熟れたトマト、少し硬くなったパン、にんにく、オリーブオイル、塩です。これらを一度にミキサーで撹拌するだけ。ガスパチョよりもとろみのある仕上がりになります。こんなに少ない材料なのに、不思議なことにコクのあるおいしいスープができるのです。サルモレッホを器にそそいだら、細かく切ったスペインの生ハム「ハモン」と細かく切ったゆで卵を散らしていただきます。




また、通年通して好まれるドリンクがあります。その名も「ティント・デ・ベラーノ」。スペイン語で「夏のワイン」という意味です。これはワインで作られたカクテル。赤ワインとレモンソーダを混ぜるだけです。スーパーに行くと既成のものもペットボトルでたくさん売られています。アルコール度も低く爽快な飲み心地なので、暑い夏には最高のドリンクです。

これらは一応、夏のグルメですが、もちろん一年中楽しむことができます。ガスパチョやサルモレッホもスーパーに行くとボトルに入って売られています。


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