長靴形のイタリアの中で、弁慶の泣き所(向う脛)あたりにある第3の都市ナポリ。
そのナポリの南側にヴェスヴィオ山を挟む様にしてあるのが、1夜にして失われた古代都市【ポンペイ】です。

西暦79年に起きたヴェスヴィオ山の噴火は凄まじく、発生した火砕流によって一瞬のうちに街全体が5mもの火山灰の下に埋もれることとなります。
そのため、発掘されるまでの保存状態が良く、当時の建築物や逃げ遅れた人々の様子がまるで時の止まったかの如く残されています。

古代ローマ時代の街の区画や壁画や食器などの美術品、逃げ惑う人達が火砕流に呑み込まれた跡に石膏を流し固めた姿など、生々しいほどに当時の状況を伺い知ることができる遺跡は南イタリアの中でも、訪れる価値の高い場所です。
特にポンペイレッドと呼ばれる鮮やかな色彩を持った当時の壁画は必見です。




ナポリからは電車で45分程なのでアクセスしやすいと思いますが、敷地が広大なので、事前に見たい場所をピックアップしておいた方が良いです。


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