8日(現地時間)、ロイター通信などによると、トランプ大統領はこの日ホワイトハウスで開かれた閣議において、マスク氏の新党設立に関する質問が出ると、「我々にとってプラスになると思う」と述べた。
トランプ氏は「第3政党はいつも私にとっては良かった。共和党にはそうでないかもしれないが、私にはそうだった」と自信を見せた。
この発言は、前回の大統領選で緑の党などの第三政党が民主党の票を分散させ、トランプ氏に有利な状況をつくった点を念頭に置いたものと分析されている。
ただし、マスク氏が新党を設立する場合、それが保守系政党になる可能性が高く、必ずしもトランプ氏や共和党にとって有利な政治構図になるとは限らない。
トランプ氏は、マスク氏の新党設立の発言が出た直後には、「話にもならないことだ。完全な脱線だ」として激昂した反応を見せた。一部の閣僚たちも「大衆的人気が足りない」とマスク氏を軽視する発言をした。
しかし、マスク氏の試みが失敗する可能性が高いという分析が相次いでおり、トランプ氏も大きく懸念する必要はないという姿勢を示しているようだ。
トランプ氏はこの日の会議で、マスク氏がトップとして運営していた政府効率部の連邦機関再編方式についても否定的な評価をし、マスク氏の仕事全般を低く評価しようとする姿勢を見せた。彼は人員削減の方法について「別のやり方もあった。私がやっていたら、もう少し違っていたかもしれない」と語った。
マスク氏は今月4日、「アメリカ党」という名称で新党を設立すると発表した。これはトランプ氏の政策課題が盛り込まれた「ひとつの大きくて美しい法案」が通過した直後のことで、この法案は「米国史上最悪の富裕層減税案」として批判を浴びている。
マスク氏はまた、トランプ大統領がジェフリー・エプスタインの性スキャンダル事件に関与しているという内容の投稿をするなど、トランプ氏に対して攻撃的な態度を取り続けている。
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