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戦時中の暗号解読機関、ブレッチリー・パークを訪れる【イギリス】

ロンドンから電車で40分ほどの小さな町に、ブレッチリー・パークと呼ばれる庭園と邸宅があります。かつてここには第二次世界大戦中にドイツ軍の暗号解読を秘密裏に試みていた諜報機関が存在しました。一般の庭園と邸宅に見せかけたカモフラージュだったのですね。映画「イミテーション・ゲーム」で有名になったのでご存知の方も多いかと思います。


ここで勤務していた人々は、ドイツ軍がエニグマ暗号機と呼ばれる暗号期で作成した複雑な暗号文の解読を試み、苦難の末に自動化ツールによる解析を可能にして解読に成功し、連合軍を勝利へと導きました。
敷地内には小屋がいくつもあり、暗号を受信して書き起こす人、解読する人、雑務をする人など沢山の人々が働いていました。小屋の中には当時の勤務風景が再現されています。



当時開発された「ボンベ」と呼ばれる自動化ツールのレプリカも見る事ができます。



この自動化ツールを開発したのはアラン・チューリングという数学者(映画「イミテーション・ゲーム」の主人公)でした。当時はコンピューターなど存在しない時代ですから、これは大きな功績だったはずなのですが、暗号解読というスパイのような仕事の特殊性から、彼の偉業は公にはなりませんでした。更に彼は同性愛者であり、当時のイギリスでは同性愛は違法だった為に見つかってしまった際に逮捕され、なんと性向を矯正するホルモン治療を受けている途中で自殺してしまいました。

やがて時が流れ、時代も変わり、隠されていた色々な情報がオープンになってくると、人々は彼の偉業を再評価するようになりました。2009年にようやく当時の英国首相が公式の謝罪文を発表し、2013年には恩赦が発効されて名誉が回復しました。
今ではコンピューターの父とも呼ばれ、現代のコンピューター技術の基盤を作った事でも有名となったアラン・チューリングは、2021年からデザインが新しくなるイギリスの50ポンド紙幣の絵柄に選ばれました。




2021/08/01 19:10  Copyrights(C)wowneta.jp

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