お金持ちの国と称される国ドバイで生活するには、いったいいくら稼がなければいけないのだろうか。「外国で働くことに興味があるが初期費用は必要なのか?」「会社が提示している給料で生活できるレベルなのか全く想像がつかない」と思っている人もいるでしょう。

そんな人のためにドバイ在住経験のある筆者がアドバイスします。

基本的に物価は日本と比べると高いです。日本の1.5倍から2倍です。正直なところ、高いうえに質が悪い。 しかし、安いスーパーを見つけたりすることで、楽しく生活できるかもしれません。

家賃は日本よりも高いと思った方がいいです。ピンキリですが、ある程度場所が良く交通に不便のない場所でワンルーム15万くらいはします。高級住宅街に行けばもちろんざらに50万を超えるようなところもあります。そしてドバイの家賃の払い方は年間払いが一般的です。ですので、お金に余裕がなければ家を借りるのは難しいかもしれません。

食費は3万円前後です。スーパーは基本的に輸入物が多く、野菜は高いです。その分自炊してもコストが高くなってしまいます。水やコーラは安く50円ほどで買えます。上手くUAE産の商品を取り扱っているスーパーを探すのがおすすめです。

外食の場合、ホテルに入っているレストランで夕食をとるとなると、安くても1食3000円~5000円はします。もちろんお酒は日本の倍くらいの値段なので注意が必要です。

携帯電話は私が住んでいた時は、現地で安い機種を買い、月に3000円程度電話代でかかっていました。プリペイド式だったので3000円もかからない時もありました。日本で使っていた携帯を解約し、現地ではWi-Fiのある所だけで使えるようにしていました。

現地で使う携帯を日本のように要定額に設定するとなるとだいたい8000円くらいかかると思います。家にインターネットをつなぐ場合も同じぐらいかかります。

ドバイでは車社会なので基本的に長く滞在する場合には車があった方が便利です。しかし、メトロも充実しており車を持っていなくてもタクシーと両方使えば主要場所へは行くことが出来ます。1ヶ月メトロ代で約1万円は見積もっておきましょう。

これらを考えて1ヶ月の生活費を計算すると、40万ほどの給料で余裕のある生活が出来るといえます。(不自由のない家と、食事、インターネット環境)

しかし9割が外国人労働者で成り立つドバイでみんながこの給料で生活をしているわけではありません。ほとんどの人(特に近隣国の外国人労働者)が、会社で用意している寮でルームシェアをし、会社が用意しているバスで会社と寮を移動しています。食事も会社で用意している場合もあります。彼らのほとんどが日本円約5万円程度で生活しています。

レストランやホテルで働きたいという人であれば、日本人でも比較的仕事が見つかりやすいです。ルームシェアでも気にならないという人であれば、会社が全て用意してくれるので、比較的低い給料でも生活できます。

私がドバイで在住していた時は現地の会社で働いて、会社の人たちとルームシェアをしていました。今思うと大変なことも多かったですが、人間的にも成長できたなと良い思い出になっています。

ドバイで働いてみたいと考えている人に少しでも参考になればいいと思います。

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