マレーシアでは毎年旧正月、新年を迎えた午前0時と共に各地で爆竹と花火の上がり、とてもにぎやかな新年の幕開けとなります。
にぎやかと言うと聞こえがいいですが、実際は窓を開けていると自分の声が聞こえないくらいのうるささになります。

日本では通常、花火は公園や河川敷など広く安全な場所で上げられますが、マレーシアでは家の玄関先やマンションのすぐそばで大量の爆竹に火を付けたり、138発・188発と上がる連続花火があちらこちらで見られます。
これが結構本格的で見応えがあります。

その反面、住宅街が爆竹・花火の煙に包まれることも珍しくありません。
しかも、朝の2時、3時でも平気で花火を上げるので、初めて旧正月を体験した人はビックリして飛び起きたとよく聞きます。
特に、旧正月から8日目に当たる日はたくさん花火を上げると縁起が良くなると言われているので、寝るのが大変です。




こんなに爆竹や花火がにぎやかに街を彩るマレーシアですが、原則爆竹・花火は法律で禁止されています。
旧正月は例外として使用を認められていますが、それでも警察の許可が必要となります。
そのため多くの花火は違法ですが、お祝い事のため暗黙の了解で認められている節があります。


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