10月2日はガンジージャヤンティです。これは「独立の父 マハトマ・ガンジー」の誕生日を祝うもので、、インドで数少ない「偉人の誕生日で祝日」です(宗教関係の祝日はたくさんあるが、政治的祝日は非常に少ない)。この日は学校も塾もお休みで静かな休日となります。

マハトマ・ガンジーで一般に知られていますが、「マハトマ」は敬称です。インドでは偉業を成した人の名前の前にその人をたたえる言葉がつきます。マハー=偉大な、大きな、トマ(タマム)=魂、ガンジー(彼の名字)、となっています。

インドでは一般に「ガンジージー(ジー=さん)」と呼ばれています。我々が天皇陛下の”お名前”を呼ぶ事に強い抵抗がある様に、一般的なインド人も彼のことを「ガンジー」と呼び捨てにすることができません。必ず「ジー」をつけます。または「バブージー(お父ちゃん)」とも呼ばれます。

彼の行った独立への運動は素晴らしいものだったようですが、夫として、または父としては完璧ではなかったようで、現在は賛否両論です。

彼の唱えた「非暴力、不服従」はヒンディ語では「サティヤーグラハ」といいます。意味は「真実を捕まえる」で、「正しい行いを目指す」といったニュアンスで使われています。デリーのあちこちで彼の銅像などを見る事ができ、この街が独立に大きく関わっていた事がわかります。


Copyright(C) wowneta.jp