イタ飯といえば、カルボナーラのパスタやピザを思い浮かべるかたが多いと思います。
イタリアはひとつの国として統一されてからの歴史が浅いため、料理についてもひじょうに郷土色が濃いのが特徴。
カルボナーラはローマの郷土料理ですし、ピザの発祥はナポリとされているのです。
イタリア中部アブルッツォ州と聞いて、イタリア人ならば誰でも思い浮かべるのがアロスティチーニです。




アロスティチーニとは、羊の肉を串にさして焼いたシンプルな料理です。
その形状は、日本の焼き鳥とよく似ています。
羊の肉というと苦手意識をもつかたも多いと思いますが、アブルッツォのアロスティチーニは小さめにカットされた羊肉が串にささっていて、独特のにおいはほとんど感じません。




畜産業が盛んなアブルッツォでは、このアロスティチーニ以外にも、数えきれないほどのチーズの美味を堪能できます。
もちろんパスタもとてもおいしく、田舎町にふさわしいシンプリシティで胃袋を満足させてくれます。

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