2022年9月22日、フランスのブルゴーニュ大学が関係するちょっと珍しい事件が地方紙に載りました。
 事件の発端は、サマンタ・アヴリルという38歳の女性が同州のマコン市にある初頭・中等教育の教員養成機関に入学しようと書類を提出したこと。この機関の管轄はブルゴーニュ大学です。
ところがこのサマンタ、他州にあるグルノーブル大学に実際に在籍している同姓同名の学生の身分を騙って書類を作成していたのです。
この詐称を見破ったブルゴーニュ大学はすぐにしかるべき検事局に訴え出ました。

 ところでこのサマンタ、実は既に別件でその名が広まっていた人物なのです。
というのも2020年、彼女はブルゴーニュにある人口2万人足らずのモンソー・レ・ミンヌ村の健康センターで無資格で医療活動を行ったことが明るみになっていたからです。
嘘はいずればれる、を絵にかいたような出来事に、日常生活を真っ当に過ごすことの大事さを再認識をした関係者もいたかもしれません。

 新年度早々そんな事件もあったブルゴーニュ大学は2022年で創立300年を迎えます。
300年前というと1722年。
フランス革命が起こる60年も前に誕生したキャンパスは今日も多くの学生で賑わっています。


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