タイのチェンマイでは、すこしちがった年越しが楽しめました。
2017年の大晦日、私はターペー門(Tha Phae Gate)という広場にやってきました。
そこは街の中心部にある、大きな広場です。
夜の11時には、既にたくさんの人でにぎわっていました。
地元の人から、西洋人のグループまでいて、ちょっと国際的な雰囲気です。
 そこで特徴的だったのは、ランタンを空に浮かべたことです。

和紙のような質感の、大きな紙袋のなかに火をともし、空に放ちます。
ランタンは空に舞いあがって、ゆっくり上昇していきます。
どうやら紙袋の内の空気が、軽くなることによって上昇していくそうです。
ターペー門では、多くの人がランタンを放っていました。
空をみあげれば、天の川のようにキラキラたくさんの光の点が、優雅にながれていました。
この夜景は、2キロ先からでもみえます。かなり幻想的な風景。
ただし、本格的なものは、11月にあるローイクラトン(Loy Krathong)という祭りのときです。
 深夜0時。年が明ける瞬間です。
そのあと、「ワー」という歓声がおこり、爆竹や花火などがありました。
市民や観光客のみんなが、わきあいあいと盛り上がっている感じでした。

 そのあと、ワット・チェディールワン(Wat chedi Luang)というお寺を訪れました。
ターペー門から、歩いて10分くらいです。
深夜というのに、境内には見学者がひっきりなしに来ていました。
かなり広いお寺なのですが、境内のある一角では、お坊さんたちがお経を読み上げていました。
後ろには、30人以上の信者たちが、イスに座って、祈っています。
驚いたのは、白いヒモです。
白いヒモが、すべての信者の頭のまわりをはちまきのように結ばれていて、それがまた四方にいる他の信者たちの頭へとつなげられていました。
とにかく、興味ぶかい年越しでした。


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