日本では母の日は毎年5月の第2日曜日ですね。スペインでは、母の日は5月の第1日曜日です。ですが、実はこれは1965年から始まったこと。1644年から1965年までの約300年間、スペインの母の日は12月8日だったのです。

カトリック教では、12月8日は「受胎告知の日」という祝日で、簡単に言うとマリアのお腹にイエスが宿った日とされています。そのため、スペインの母の日は1644年から12月8日とされていました。

では、なぜそれが5月第1日曜日に変更されたのでしょうか?
アメリカをはじめとして世界各国では、5月第2日曜日が母の日でした。ことから、1960年代に当時の有名な百貨店が、スペインでも5月に母の日を祝うことを提案し、数年間は年に2回、母の日を祝っていたそうです。しかし、1965年、ついにスペインの教会が5月第1日曜日に一本化することを決めました。なぜ5月の第2日曜日ではなく第1日曜日になったのかは明らかにされていません。

スペインの母の日には、香水、お花、洋服、チョコレートなどを送るのが定番だそうで、特に母の日の前には香水の売り上げがあがるのだそうです。


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