学校での給食の時間等、先生や親からご飯は最後まで綺麗に残さず食べましょうという教えを受けて成長した日本人は多いことでしょう。
確かに日本では完食することは美徳とされ、料理を作ってくれた人や食材を育ててくれた人に対しての有難さを感じ、残すのは良くないことと考えられています。

そのため、中途半端に食事を残したり綺麗に完食しなかったりすると礼儀正しくない人だという印象を与えてしまいます。
しかし、実はフィリピンではその考えとは真逆の食事文化があるのをご存知でしょうか?
フィリピンでは、多くの場合完食しないことが礼儀正しく良い印象を与える場合が多いのです。

なぜ日本とは異なるイメージかというと、フィリピンにおいて完食するということは、まだ食べたりなく食事の量に満足していないという意味合いを持つからです。
そのため、美味しくて満足したという気持ちを料理人やもてなしてくれた人に与えるためには、敢えて少しずつ残した方が相手に好印象を与えます。


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