初めてなのに既にどこかで体験したと感じる、「デジャブ」がフランス語からきていたのと同じように、今回は、フランスでの「すり身(SURIMI)」情報をお伝えします。

フランスですり身は、日本でいうカニカマを指しています。
フランスはヨーロッパですり身の消費大国とあり、小さなスーパーでもすり身が売られています。
フランスでは魚介類の値段が高く、高級なイメージがあるカニがお手軽に買えるとあってポピュラーになりました。

近くに海がないと、新鮮な生魚がなかなか手に入らないので、お寿司を作るときにはすり身は必須です。
フランス人は、アペリティフ(前菜)やサラダに入れたり、バゲット(フランスパン)に挟んだりして食べています。
クネルやテリーヌなどフランスにもともとある料理とすり身の食感が似ているので、アレンジしやすいようです。

「すり身は日本語だよ」と友人に言っても知らなかったと言われたように、あまりにも生活に溶け込んでいるので、多くのフランス人は日本発祥の食品だとは知らないようです。

他にも、弁当、柿、カラオケ、津波、絵文字、生きがい、禅はフランス人も使っている日本語です。
フランス人との会話のきっかけに使ってみてはどうでしょうか。


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