ローマのテヴェレ川近くは、バチカンが近いこともあってかつての貴族たちの屋敷が数多く残っています。
現在は、それらの屋敷が省庁の本拠地として使われていることも多いのですが、美術館として再利用されている宮殿もあります。




アルテンプス宮はそのひとつで、文字通りアルテンプス家が収集した古代の彫刻を数多く鑑賞できます。
観光客のほとんどはバチカン美術館に行ってしまうこともあり、アルテンプス宮が混みあうことはほぼありません。
一人旅でふらりと出かけるには、規模も雰囲気も粋な美術館です。




小規模な美術館であるにもかかわらず、彫刻の質は一級品。
古代ローマ時代の彫刻技術がいかに優れていたかを目の当たりにするでしょう。
優美な宮殿の雰囲気と相まって、真っ白でドラマチックな彫刻に心を奪われます。
アルテンプス宮はナヴォーナ広場からも近く、周辺を散策してこじゃれたレストランやバールで休憩できるのも嬉しいところ。
ローマの喧騒の中でひっそりとたたずむ貴族の宮殿で、美しい彫刻を堪能できます。


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