南仏といえばニースを中心とした地中海沿いの街が人気ですが、そのなかでも高級リゾート地として有名なのが「サントロペ」です。

ポール シニャックやキスリングなど多くの画家もサントロペを題材にした絵を残しており、海を望む街並みが美しい場所です。多くの有名人や富裕層が訪れたことで、今では高級リゾートとして有名になりました。



そんなサントロペを初めて訪れたのですが、短時間の滞在でも、“高級リゾート”と呼ばれるワケを実感しました。高級リゾート地とはいえ特別大きい街でもなく、周辺の街とそれほど変わらないのだろうと思っていましたが、実際訪れてみるとほかの街とは雰囲気が違うのがすぐに分かりました。



カラフルな建物でかわいらしい街並みなのは同じですが、街の中心地には、小さな街ではみられないハイブランドのショップが並んでいます。ディオールやフェンディ、グッチにエルメスのショップまであるんです。

サントロペの中心街は1~2時間で一周できるほどの広さです。その中にこんなにたくさんの高級ショップがあることにびっくりしてしましました。ほかのショップもサントロペブランドを全面に押し出しており、サントロペで生まれたブランドはそれだけでステータスなのだとわかります。



海辺に並ぶレストランも、テーブルには白いクロスがかけられ、シックな雰囲気。お値段ももちろん通常よりお高めです。地方の小さな街は、パリと比べると飲食店の値段も控えめなことが多いですが、サントロペはパリより高いのではないかと思うほど。



港にも大きな船がたくさん停泊していました。レストランもショップも落ち着いた雰囲気のものが多く、心なしか街を歩く人もスタイリッシュで裕福そうに見えました。

こうして実際に行ってみると、高級リゾートと言われる理由が実感できました。もちろん、海洋博物館など名所もあり、観光客もたくさん訪れます。南仏の高級リゾートを味わってみたい人はぜひ行ってみてください。

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