新型コロナウィルスの大流行で大打撃を受けた観光業界。多くの観光客が訪れるパリもその影響を受けました。

しかし、世界中でワクチン接種が進んだこともあり、今年に入ってからは少しづつ観光客が戻ってきています。夏のバカンス期にはあちこちで外国語が聞こえ、おもにEU諸国やアメリカからの観光客が増えていることが感じられました。



今年の6〜8月にかけては約990万人の観光客がパリを訪れたとのこと。7月は特に賑わい、ホテルの稼働率も2019年とほぼ同レベルにまで回復したそう。

さらに、パリ近郊の街を含めたイル・ド・フランス地域でみてみると、1〜6月の観光客は1820万人にまで回復しました。そのうち、フランス人を除いた外国人観光客は、約42%の740万人。

まだまだ国外からの観光客が少ないのは、航空便がコロナ前のようには戻っていないことや、コロナによる規制が原因と考えられています。

どんな国の人がパリを訪れたかというと、フランス国内についでもっとも多いのはアメリカ。約23%を占めました。続いてはイギリスで7%です。その後にはドイツ5%、イタリア4%と続きました。

イタリアに関しては、2019年の夏よりも33%多かったそう。コロナの影響で旅行先が限られたことも関係しているのかもしれません。



年末年始は観光シーズンであることから、さらに多くの観光客が訪れることが期待されます。

今年はコロナによる規制もなく、クリスマスマーケットやイルミネーションが通常通り開催されます。パリがもっとも光り輝く季節を多くの人に楽しんでほしいと思います。

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