イギリスの家には大抵それぞれの部屋にラジエーターが備えつけられていて、温水がめぐらされているセントラルヒーティング式で暖房をするシステムです。
家が大きい場合ボイラーも大きく、貯水タンクが設置されているところに棚が併設されていて、タオルや寝具を入れておくと暖かく保存できます。
ユーティリティールームという作業部屋のようなところにエアリングカボード(airing cupboard)がある場合や、このように二階のトイレ・バスルーム


に併設されている場合もあります。

大抵冬は乾燥機で洗濯物を乾かす家が多いとはいえ、昔ながらのエアリングカボードに生乾きの洗濯物を入れておくと中の熱気で自然に乾く、というのも便利なものです。
さらに猫を飼っているうちでは、猫は暖かいところを見つけるのがうまいことから、ドアを閉め忘れると猫がエアリングカボードの中で寝ていることがよくあり、フカフカになったタオルが毛だらけになることがよくあります。
マンションと言われる豪邸では、このエアリングカボードが大きな部屋を一部屋分すべて占めるスペースになるところもあるようで、シーツなどを機能的に収納できるようにしてあるらしいです。




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