バリ島には、旅行メディアなどで取り上げられる外国人向けのエリアのほかに、他の島出身のインドネシア人やバリ人が暮らすローカルタウンがあります。
外国人向けのエリアはどんどん開発され近代化が進んで新しくなっていますが、ローカルタウンはそれとは趣の異なるインドネシアらしい生活感にあふれています。

スーパーマーケットもコンビニエンスストアも、ローカルタウンならではの品揃えです。
食材や日用品だけでなく、生活雑貨などがいっぱい。
お値段もローカル向けです。




例えば、昔見たことのある“ままごと”用の玩具のようなカラフルなプラスチックの食器や調理道具や、インドネシアではどの家庭にもあるアルミの両手中華鍋。
このアルミの中華鍋は不思議なほど野菜炒めが美味しくできる優れもので、サイズも一人前くらいの小さいものから大きいものまで様々。
価格も小さいものは200円ほどと手ごろです。

掃除道具コーナーもローカルの生活スタイルが伺われ、面白いものです。
大きく場所をとって置かれているのがほうきやちりとり。
種類も豊富です。インドネシアの住宅は床にタイルを敷くのが一般的で、電気の掃除機よりも、ほうきとモップが便利です。
住宅だけではありません。商業施設も宿泊施設もタイル敷が多く、掃除機が使われていることはほとんどありませんし、お店でもほとんど販売されていません。
バリ島で暮らしていると、何もかも電気を使う製品に変わりつつある現代の日本の生活とは全く異なる常識にハッとさせられます。




また、バリ人の生活必需品として欠かせないのがバリヒンズー教関連グッズです。
神棚の飾りつけに必要な布なども並んでいます。

ローカルスーパーの店頭から現地の人々の生活様式を垣間見るのも面白いものです。
掘り出し物を見つけて購入するのも楽しいですが、上手に買い物するにはコツが必要です。
それは、精算時に必ず現品が壊れていないかどうかチェックすること!
購入前から壊れているものも少なくありません。




それから、安すぎるものは要注意。
インドネシアでは、安くて良いものなんてありません。同じような商品が並んでいたら、底値のものは避ける方がよいでしょう。
ただし値段についていえば、輸入品はこの限りではありません。
関税が高いので、生産国では安価なものがインドネシアでは高額で売られているからです。
それでも購入前のチェックは、必ずする方が良いと思います。

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