マチス、ピカソ、シャガール、ジョルジュ・ブラック…。
こんなアートの巨匠の作品を見ようと思うと思い浮かぶのは、まずパリや南仏の美術館でしょう。
が、ブルゴーニュ・フランシュ・コンテの東端の街、ベルフォールに行く機会があれば、是非とも現代美術館に立ち寄ってみましょう。




 文字通り「立ち寄る」という言葉が相応しい、きれいな彩りの装飾を施した少し大きめの一軒家といった外観ですが、一歩足を踏み入れるとシンプルでモダンな空間に雰囲気が変わります。
この現代美術館にはモリス・ジャルド(2002年没)という美術愛好家のコレクションが展示されており、前述の巨匠たちの作品が、シーズンオフなら心ゆくまで足を止め、静かに見ていることができるのです。




 アクセスは、国鉄ベルフォール駅から徒歩10分足らず、中心街の手前にあります。
小さな美術鑑賞の後は隣接している公園で手に入れた美術館のカタログを開いてアートな時間を楽しむのも良いでしょう。

 モリス・ジャルドから著名な画家を含む約150点の作品の寄贈を受けたベルフォールは、その作品たちをこれからも多くの訪問者たちに効果的に見せてくれることでしょう。

 冬の時期、開館時間を確認して行ったにもかかわらず、美術館のドアが閉まっている場合、無理に開けてみようとせず少しの間粘って待ってみましょう。
センサーの不具合で、観音開き式の自動ドアが作動しないことがあるようです。
少しすると気づいてくれたであろう中の係員の操作でドアが唐突に開きます。
館内は撮影禁止です。(2022年情報)


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