
世界中で愛され、イタリアを代表するドルチェといえばティラミス(Tiramisù)。
お料理やお菓子、飲料などには発祥の地が明瞭なものが多い中、ティラミスに関してはイタリア内で意見が分かれるようです。
1960年代に、ヴェネト州のトレヴィーゾのレストラン 「Le Beccherie」 で誕生したという説が最も有力と言われ、食べると力が湧くことに由来して”Tirami sù(私を元気にして!)”という意味で名づけられたケーキとのこと。
一方、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州のウディネやゴリツィア周辺でも、同じ頃から似たようなお菓子が作られていたという説があり、論争が続いていました。
ところが2017年、イタリア農業政策省がティラミスをフリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の伝統料理として認定。
発表されたものの、多くの人は依然として「トレヴィーゾが誕生の地」と考えているようです。
イタリアではカットし、ホイップを添えてサービスされるのが一般的ですが、グラスや瓶に入れたおしゃれ仕様のティラミスも多く見られるようになりました。
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