この機械、ケベックではレストランバーやパブなどによく設置されているのですが、なんの機械だと思いますか？ヒントは、お酒を飲んだら、車に乗る前に使うものです。

正解は、アルコールテストマシンなんです。もちろんカナダでも飲酒運転は厳禁で厳しい罰則がありますが、日本よりも飲酒運転の定義が少し甘いんです。つまり、少しならお酒を飲んでも運転できるということ。

ケベックでは、飲酒運転の定義は、血液100ミリリットル中のアルコール度数が80ミリグラム以上と決まっています。（日本では、呼気一リットルあたり15ミリグラムで酒気帯び運転とされており、血液と呼気と調べ方が違うので単純には比較できませんが、日本よりも少し高い基準だそうです。）

そのため、外でお酒を飲んだあと、自分で運転して帰れるかどうかを呼気から判断してくれる機械なんです。車で出かけてお酒を飲んでしまったら、この機械にストローをさして息をフーッと吹き入れます。機械がノーと判断したら、運転は諦めて、運転代行業者を呼びましょう！