賃貸物件を借りるときには月々の家賃を支払うというのが一般的なイメージですし、世界中このルールが多いです。

 しかし、韓国の首都ソウルでは「チョンセ」という少し変わった賃貸方法があります。
これは保証金として一括で最初にお金を大家さんに預けておき、退去時に保証金が返ってくるというシステムです。
月々の家賃を支払う必要がない代わりに、入居時には多額の保証金が必要になります。
ソウルの中心部では家賃価格が高騰しており、チョンセの金額も日本円で1000万円以上、交通の便利の良いところだと数千万に値上がりします。

 家を借りる段階でこれだけの金額を用意しなければいけないのがネックで、ソウルでの居住をあきらめる人もいるぐらいです。
この問題は韓国の社会問題として取り上げられることが多く、外国人駐在員だけでなく、韓国の人もチョンセの影響を受けています。
韓国への赴任が決まったら住居選びをする際に、保証金のことを詳しく調べておくことが大切です。


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