メキシコのお酒と言えば、コロナビールにテキーラというのが多くの人が持つイメージだと思います。

しかし、実際にはもう1つよく見かけるお酒があり、「メスカル」といいます。

では、メスカルとはどんなお酒なのでしょうか。

まず、基本的な原料はアガベというリュウゼツラン科の植物ですが、テキーラは規定でブルーアガベのみを使わなければいけないのに対して、メスカルは、50種類以上のアガベが使われます。

そのため、作られた場所や使われている原材料によって味が異なるのが特徴です。

また、テキーラは樽で熟成させますが、メスカルではこのような工程がないので、無色透明です。香りは、メスカルの方がスモーキーな香りがついています。
これは製造過程において、アガベを糖化するときに土に埋めて蒸し焼きにするためです。

元々、メスカルの方がテキーラよりも歴史古く、スペイン人が入植する前から飲まれてきたといわれています。

メキシコ国内の街へ行くと、その土地土地の伝統的な製法で作られたメスカルがあるので、お酒の好きな人が飲み比べをするのも楽しいです。


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