日本のマンガやアニメは世界的に人気ですが、スペインでも非常に高い人気があります。本屋に行くと、「Manga」と書かれたセクションがあり、日本のマンガが揃えてあります。

日本のマンガ以外のマンガは、「TBO(テベオ)」、「comic(コミック)」と呼ばれています。TBOとは、1917年から1998年まで定期的に発行されていたマンガ雑誌で、スペイン国内でとても人気があったため、マンガのことを総称する際にTBOという言葉が使われるようになったそうです。

特にスペインで人気の日本マンガは、「ワンピース」、「ドラゴンボール」、「ナルト」、「キャプテン翼」、「るろうに剣心」など。「ドラゴンボール」や「ドラえもん」は今でもテレビで放送されているので見てみると、馴染みのあるキャラクターがスペイン語でしゃべっていたり、主題歌もスペイン語に訳されていたりと、なかなかおもしろいです。

また、「キャプテン翼」は「オリベールとベンジ(Oliver y Benji)」というタイトルに替えられており、登場人物の名前も西洋風に替わっています。主人公の大空翼は「オリベール・アトム」、若林源三は「ベンジ・プライス」、岬太郎は「トム・ベイカー」、小日向次郎は「マーク・レンダース」です。90年代の初期にスペインで非常に人気だったそうです。

スペインにいると、日本人の筆者よりもマンガに詳しい人がたくさん。むしろ日本人の私が教えてもらったりしています。


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